●ワークスペース
ワークスペースとは、[ツールパネル]や[文字パネル]などを配置した作業領域のことです。デフォルトで、一般的に使いやすいようパネルを配置したいくつかのワークスペースが登録されていますが、カスタマイズしたワークスペースをInDesignに記憶させておくこともできます。
下記のワークスペースを新規に作成してみます。
まず、パネルなどを自分が使いやすい位置に配置し、[ウィンドウ→ワークスペース→新規ワークスペース]をクリックします。すると、左の図のような[新規ワークスペース]のダイアログが表示されます。赤枠内の[名前]のスペースに新しく作成するワークスペース名を入力します。ここでは「BOOKHOUSE」と入力しました。
以上で登録完了です。とても簡単です。
新しいワークスペースを使用するときは、[ワークスペース]のサブメニューに表示されている新しいワークスペース名「BOOKHOUSE」を選択します。カスタマイズしたワークスペースを削除するときは、削除するワークスペース名を選択して、[ワークスペースを削除]をクリックします。
●線
メニューバー[ウィンドウ→線]をクリックすると、別ウィンドウで[線パレット]が開きます。その「線幅」に、普段よく使う罫線の太さをアプリケーションデフォルトとして登録しておきます。BOOKHOUSEは「0.1mm」にしています。
0.1mm の罫は、一般に「表罫(オモテケイ)」といわれます。
活版印刷の罫用活字は、片側にするどい刃をつけた板のようなかたちで、刃のほうの太さが約0.1mmでした。罫用活字の反対側は約0.3〜0.45mmで、これは「裏罫(ウラケイ)」と呼ばれていました。その活版印刷時代の名称が、いまでも使われています。
●アプリケーションフレーム
アプリケーションフレームは、[ドキュメント][コントロースバー][ツールバー]をひとつのウインドウにまとめて表示する機能です。下の図をクリックして大きくしてみてください。左側のアプリケーションフレームは、[メニューバー]以外がひとつのウインドウにまとめて表示されています。 それに対して、右側のデフォルトの表示は、[コントロースバー]や[ツールバー]が、ドキュメントから離れて表示されています。
アプリケーションフレーム | デフォルトのフレーム |