すでにお伝えしたように、これから説明する[文字組みアキ量設定]は、実際に多くの文字組に使用したものではありません。ですので大きなミスがある可能性があります。再度お願いしますが、お使いになる場合は、十分に検証してからお使いください。
なお、この文字組みアキ量設定は、組み方向「縦組」、字送り「ベタ」、禁則調整処理「調整量優先」
で使用することを前提に設計しています。
【注意】 | 下記の図版のうち詳細が表示されているものは、全体をみるために画像を加工しています。 |
●全体的な説明
下記の図版のなかのアキ量[最小・最適・最大]および[優先度]のうち青色で示されている設定値は、新規の[文字組みアキ量設定]を作成するときにベースにした[行末受け約物全角/半角]から変更した設定値を示しています。
仮名や漢字など([区切り約物]以降の設定項目)は、一部の例外を除き、最小アキ量を「-5%」にしました。字間調整が必要な場合、調整箇所を多くして、できるだけ均等なアキにするためです。しかし、そのため「ゴシックMB101」のようなボディの大きいフォントの場合、字種によっては文字と文字がくっつきすぎるかもしれません。
また、[中黒]は、カタカナの最適アキ量を除き、平仮名や漢字などとの最適アキ量を「12.5%(8分アキ)」にしました。
【注意】 |
ご存知とは思いますが「アキ」に関する用語の説明を簡単にします。InDesignでは括弧などの多くの約物を2分モノ (半角モノ)として処理します。InDesignで指定するアキ量「50%」は、一般に「2分(にぶ)アキ」といい、2分アキにした半角約物を「全角どり」や「全角モノ」といいます。 アキ量「25%」は、「4分(しぶ)アキ」といい、4分アキにした半角約物を「2分4分(にぶしぶ)モノ」といいます。アキ量「12.5%」は、「8分(はちぶ)アキ」といいます。 |
●前の文字クラス【始め括弧類】
デフォルトの[始め括弧類]の最大アキ量は「100%」ですが、わたしたちには、なぜ最大アキ量を 「100%」にしたのか理由がわかりませんでした。BOOKHOUSEでは「50%」に設定しています。 しかし、それでも最大アキ量近くまで字間が広がると、前後の行と字間の違いが目立ちすぎるので修正しなければなりません。最大アキ量の「50%」については、「新規・詳細設定→最大アキ量について」を参照してください。
●前の文字クラス【終わり括弧類】
[終わり括弧類]は、[終わりかぎ括弧][終わり丸括弧][その他の終わり括弧]で異なる値を設定しています。そのうち[終わりかぎ括弧]と[その他の終わり括弧]のアキ量を「最小25%/最適50 %/最大75%」にしました。つまり「25%(4分アキ)」以下にはならないようにしているわけです。 デフォルトのように最小アキ量を「0%」にすると、組版ルールとしては正しいのですが、読みにくい文字組になると思います。くわしくは「文字組みアキ量設定→新しい文字組みセットを作成する理由」をご覧ください。 また、最小アキ量の「25%」については、「新規・詳細設定→句読点や括弧類のアキ量」を参照してください。
▶前の文字クラス【終わりかぎ括弧】
「新規・詳細設定」でも説明しましたが、漢字や仮名と中黒のアキを「12.5%」とするので、かぎ括弧のあとの中黒は、それより「16分=6.25%」広く、「18.75%」にしました。
また、[分離禁止文字]や[行頭禁則和字]のアキ量を「最小12.5%/最適25%/最大50%」にしました。[区切り約物]などと同じように最適アキ量を「50%」にするべきと思うかもしれませんが、実際に組んでみると「25%」のほうが可読性がいいのです。[分離禁止文字]のダーシや3点リーダ、
および[行頭禁則和字]のスラッシュは、その前の文字との関連性が強いため、字間を詰めたほうが読みやすいからでしょう。
▶前の文字クラス【終わり丸括弧】
[終わり丸括弧]のアキ量は、原則的に「最小12.5%/最適25%/最大75%」にしました。前述したように「丸括弧(パーレン)」内の文章は、本文の補足的説明の場合が多いので、[かぎ括弧]や[その他の括弧]よりも字間を詰めたほうが(本文との連続性を強くしたほうが)読みやすいと考えるからです。
例外は[分離禁止文字]と[行頭禁則和字]です。最適アキ量を「12.5%」にしました。これも、いままでの経験で、ほかの文字よりも詰めたほうが可読性がいいと判断したからです。
▶前の文字クラス【その他の終わり括弧】
前出の[終わりかぎ括弧]と同じ設定です。[その他の終わり括弧]のあとの中黒も「18.75%」です。[分離禁止文字]や[行頭禁則和字]のアキ量も同じ設定です。
●前の文字クラス【読点類】
読点類のうち[終わり括弧類]のアキ量が変則的になっています。これは次の[句点類]のアキ量も同じ設定です。
右の図の[行末受け約物全角/半角]をみてください。始め括弧類と次の文字のアキ
【A】にくらべて、句読点と終わり括弧類のアキ【B】が広すぎると思いませんか。
とくに二重かぎ括弧以外の括弧類のアキが不揃いにみえます。
句読点のあとに終わり括弧類が続く場合、いずれにしても半端なアキができてしまうので、行長を揃えるためには字間を調整しなければなりません。どうせ調整するならば「句読点と終わり括弧類のアキ」が「句読点と始め括弧類のアキ」とできるだけ同じようにみえるよう設定したほうがいいと考えて、変則的なアキ量にしています。これで不都合が生じないか、現在、いろいろと試しているところです。 ただ、「日本語の文字組は縦も横もきちんと揃っているのが美しい」と考えるひとには、許しがたい設定でしょうね。それに、こう設定しても、実際の文字組では字間調整されるので、上の図ほど違いがあきらかになるわけではありません。
なお、始めと終わりの[かぎ括弧]には[二重かぎ括弧]
が含まれています。ですので[終わりかぎ括弧]のアキ量を「-10%」にすると、上の図のように[二重かぎ括弧]のアキも「-10%」になります。
[その他の終わり括弧]には、[山パーレン][隅つき括弧][ブランケット][亀甲パーレン]などが含まれています。
上記以外の[読点]のアキ量は「最小50%/最適50%/最大75%」にしました。前のクラス[終わり括弧類]で説明したように「50%(2分アキ)」以下にはならないようにしているわけです。デフォルトのように最小アキ量を「0%」にすると、組版ルールとしては正しいのですが、読みにくい文字組になる可能性があります。
また、デフォルトでは句読点のアキ量を「最小0%/最適50%/最大50%」にして、50%以上あかないようにしていますが、字間を広げて行長を調整する必要がある場合、句読点もすこし広げて調整したほうが字間がそろって、きれいに組めます。
●前の文字クラス【句点類】
前記[読点類]と同じように[終わり括弧類]とのアキ量を変則的にしています。設定値も[終わり括弧類]と同じです。 最小アキ量も「50%」とし、2分アキ(全角どり)以下にはならないようにしています。最大アキ量も[読点]と同じように「75%」に設定しました。この句点の最大アキ量については、「新規・詳細設定→句読点や括弧類のアキ量」を参照してください。
●前の文字クラス【中点類】
[中点類]には[中黒]と[コロン類]があります。これらは別々のアキ量を設定しています。[コロン類]には、コロン「:」とセミコロン「;」が含まれます。
▶前の文字クラス【中黒】
[中黒]は、平仮名や漢字などとの最適アキ量を「12.5%(8分アキ)」に、カタカナとの最適アキ量を「6.25%(16分アキ)」にしました。
カタカナ表記の人名の場合、中黒のアキ量が「12.5%」だと広すぎると思うからです。 欧米の人名が多いテキストの場合は、この設定のほうが読みやすいと思います。ただし、「やきとり・キャベツ」
や「東京・ヒロシマ」のようにカタカナと平仮名や漢字を中黒で区切る場合、中黒の前後のアキが多少ちがってしまうという欠点があります。リュウミンR-KLの場合は、ほとんど気にならないのですが、フォントによってアキのちがいが目立つ場合は、アキが均等にみえるように調整した[文字スタイル]を作成し、中黒を検索して[文字スタイル]を適用してください。
もちろん、カタカナの最小と最適のアキ量を、平仮名や漢字などのアキ量「12.5%」と同じにしてもかまいません。「12.5%」と「6.25%」の2種類のアキ量設定を作って、カタカナ表記の人名が多いかどうかによって使いわけるのもいいかもしれません。
[中黒]と[始めかぎ括弧]や[その他の始め括弧]のアキは、くりかえしになりますが、前記「新規・詳細設定→中黒」で説明したように、「12.5%」よりも「16分=6.25%」広くして「18.75%」
にしました。
さて、ここで前述した「中黒が中央にならない!」という問題が発生します。
それを解消するには、下の図のように中黒の[前の文字クラス]の最大アキ量を「50%」に、[後の文字クラス]の最大アキ量を「150%」に設定します。
これで中黒などが中央になります。しかし、この設定には問題があります。下の図①のように調整量が多い場合は中央になるのですが、調整量が少ない場合は②のように中央からズレてしまいます。 一般的には、行長を揃えるために字間調整をする場合、②のように調整量がそれほど多くない場合がほとんどです。①のような文字組は、非常にまれなケースだと思います。めったに使わないケースのために設定を変更するのは、意味がないと考えています。
BOOKHOUSEの設定ですと、下の図の③のように調整量が少ない場合は、中黒が中央におさまります。しかし、調整量が多いと④のように中央からズレてしまいます。これを解決するには、つぎの2つの方法があります。
ひとつは、中黒がある段落の[文字組み]を「なし」に設定する方法です(右図参照)。「なし」に設定すると、下の図の⑤のように、中黒が中央になります。これがいちばん簡単な方法です。
もうひとつの方法は、下の図の⑥のように、中黒を字取り「1」に設定し、その前後に字送りを「-1000」、字取りを「1」に設定した全角スペースを入力する方法です。
たんなる全角スペースを入力すると字間が変わってしまいますが、字送りが「-1000」で、字取りが
「1」だと字間は変化しません。下の図の⑤と⑥の白四角の位置をくらべてください。変わっていないのがわかるでしょう。
ただし、字送りを「-1000」にする方法で中黒を中央にする場合は、かならず字送りを「-1000」に設定した[文字スタイル]を作成して、それを適用してください。文字スタイルを適用しないと、見た目ではどこに全角スペースが入っているのかわからないので、訂正などが入ったときに面倒です。 「任意のスペース文字(\s)」と「検索形式:字送り-1000」で検索することもできますが。
字詰め(行長)が20字以内ならば「字取り」で揃える方法もあります(字取りは最高「20字」までなので)。しかし、字取りの場合、中黒の前後のアキが、BOOKHOUSE設定とデフォルトのアキ量では、
わずかですが違ってしまいます。下の図の⑦と⑧をみくらべてください。BOOKHOUSE設定のほうが、すこし狭くなっています。
中黒の文字組みアキ量が、BOOKHOUSE設定の場合は「最小12.5%/最適12.5%/最大75%」、 デフォルトのアキ量の場合は「最小0%/最適25%/最大25%」となっているためと思われます。
▶前の文字クラス【コロン類】
[コロン類]のデフォルト設定は、「最小0%/最適25%/最大25%」で優先度は「1」ですが、最小アキ量が「0%」では詰めすぎだと思います。BOOKHOUSEでは、アキ量や優先度を、以下のように変更しています。[コロン類]も[中黒]と同じように中央にならない場合があります。解決の方法は[中黒]と同じです。
●前の文字クラス【区切り約物】
下図の[区切り約物]以下の最小アキ量は、原則的に「-5%」ですが、[分離禁止文字]や[和字間隔]および[上記以外の和字]の最小アキ量は「0%」にしました。
[分離禁止文字]は、「禁則処理セット]に「分離禁止文字」として設定されている文字、および約物や記号で、全角ダーシや3点リーダなどが含まれます。全角ダーシや3点リーダは、ほかの文字にくらべると字面が大きいため、最小アキ量を「-5%」にはしませんでした。
[和字間隔」は、きちんと全角スペースをあけるために、最小アキ量を「0%」にしています。
「上記以外の和字]は、おもに漢字で、白四角「□」や黒四角「■」なども含まれます。漢字は仮名にくらべて一般にボディが大きいので、これも「-5%」にはしませんでした。
●前の文字クラス【分離禁止文字】
[分離禁止文字]の最小アキ量を「0%」にしたのは、 上記の[区切り約物]で説明したように[分離禁止文字]に含まれる全角ダーシや3点リーダは字面が大きいので、最小アキ量にマイナス値を設定すると、字間が狭くなりすぎてしまう可能性があるためです。
また、[分離禁止文字]同士が連続する場合、アキ量は「0%固定」にする必要があります。連続する全角ダーシや3点リーダの字間は「ベタ」でなければなりません。最小・最適・最大のアキ量をすべて「0%」に、優先度を「なし」に設定します。
●前の文字クラス【行頭禁則和字】
[行頭禁則和字]のなかの[区切り約物]以下の最小アキ量は、原則的に「-5%」ですが、[分離禁止文字]や[上記以外の和字]の最小アキ量は「0%」にしました。[区切り約物]で説明したように[分離禁止文字]や[上記以外の和字]は字面が大きいからです。[始め括弧類]とのアキ量は、 前記[前の文字クラス→終わり括弧類]で設定した[行頭禁則和字]のアキ量にそろえます。
●前の文字クラス【前置省略記号】
[分離禁止文字]や[上記以外の和字]との最小アキ量を「0%」にしたのは、 これも上記の[区切り約物]で説明したように、[分離禁止文字]や[上記以外の和字]は字面が大きいからです。
[半角数字]や[欧文]との最適アキ量を「0%」にしたのは、たとえば「¥10」などのように、通貨記号とのアキをベタにするためです。
なお、「文字組みアキ量設定→不思議な文字組」で説明したように、 デフォルトの文字組みアキ量設定で字間を広げて行長を調整する必要が生じた場合、前置省略記号が括弧にはさまれていると中央にならないのですが、このBOOKHOUSE設定の場合は、中央に配置されます。
●前の文字クラス【後置省略記号】
[分離禁止文字]や[上記以外の和字]との最小アキ量を「0%」にしたのは、 これも上記の[区切り約物]で説明したように、[分離禁止文字]や[上記以外の和字]は字面が大きいからです。
なお、上記「前置省略記号」と同じように、デフォルトの文字組みアキ量設定で字間を広げて行長を調整する必要が生じた場合、後置省略記号が括弧にはさまれていると中央にならないのですが、このBOOKHOUSE設定の場合は、中央に配置されます。
●前の文字クラス【和字間隔】
[和字間隔]の最大アキ量は悩むところです。デフォルトの設定では、最大アキ量を「0%」または「25%」や「100%」に設定しています。その理由が、わたしたちにはわかりませんでした。
たとえば、[和字間隔]と[平仮名]の最大アキ量が「100%」なのに、[和字間隔]と[区切り約物]や[行頭禁則和字]の最大アキ量がデフォルトでは「0%」になっています。しかし、字間を広げて調整するときは、[和字間隔]と[区切り約物]や[行頭禁則和字]のあいだも均等に広げたほうが可読性がいいと思います。
優先度も同じことです。[始め括弧類]と「中点類」の除いてデフォルトでは「なし」ですが、字間を広げて調整するときは、和字間隔も広げて調整したほうが、全体的な字間のバラつきが少なくなります。ですので、最大アキ量を「12.5%」、優先度を「3」に設定しました。
●前の文字クラス【全角数字】
[分離禁止文字]や[上記以外の和字]との最小アキ量を「0%」にしました。
●前の文字クラス【平仮名】
[平仮名]と[分離禁止文字]や[上記以外の和字]との最小アキ量を「0%」にしたのは、これも上記の[区切り約物]で説明したように、[分離禁止文字]や[上記以外の和字]は字面が大きいからです。
●前の文字クラス【カタカナ】
[カタカナ]と[分離禁止文字]や[上記以外の和字]との最小アキ量を「0%」にしたのは、これも[区切り約物]で説明したように、[分離禁止文字]や[上記以外の和字]は字面が大きいからです。[中黒]とのアキ量は、前記[前の文字クラス→中黒]で設定した[カタカナ]とのアキ量と同じように、「最小0%/最適6.25%/最大50%」で統一しています。
●前の文字クラス【上記以外の和字】
[上記以外の和字]に含まれる文字は、おもに「漢字」です。最小アキ量を「0%」にしたのは、前に説明したように、平仮名やカタカナなどとくらべると、一般に字面が大きいからです。
●前の文字クラス【半角数字】
[半角数字]は、原則的に「12.5%」に設定しました。[後置省略記号]との最適アキ量が「0%」なのは、たとえば「100%」などのように、単位記号とのアキをベタにするためです。
●前の文字クラス【欧文】
[欧文]は、上記の「半角数字」と同じように、原則的に「12.5%」に設定しました。[後置省略記号](単位記号など)とのアキ量も同じように「0%」です。
欧文のスペーシング(単語間のアキ量)については、「段落パネル→ジャスティフィケーション」を参照してください。
●前の文字クラス【行頭】
一般に「禁則処理」を使用している場合は、デフォルトの「弱い禁則」でも「強い禁則」でも、強制改行をしないかぎり、行頭に[中黒]や「コロン類]がくることはありません。しかし、
[禁則を使用しない]に設定した場合、行頭に[中黒]や「コロン類]がくることがあります。
BOOKHOUSEでは、その場合の中黒のアキ量を「12.5%」に、
コロンのアキ量を「25%」に設定しています。 デフォルトの
「行末受け約物全角/半角」は中黒もコロンもアキ量は「0%」です。
行頭の[中黒]を全角モノにする場合は、[コロン]と同じように、「25%固定」に設定します。
●前の文字クラス【段落先頭】
箇条書きなどで段落の先頭に[中点類(中黒やコロン類)]がくる場合、デフォルトの[中点類]の設定では「0%」ですが、
BOOKHOUSEではアキ量を「25%固定」に設定しています。
ただ、BOOKHOUSE設定、および行末約物半角などのデフォルト設定でまずいのは、
右の図の①と②のように中黒のあとの文字が前後の行の字間とそろわなくなるということです。これは、前の文字クラス[中黒]をみるとわかるのですが、中黒とあとの文字のアキ量(たとえば中黒と漢字のアキ量)が「25%」ではないからです。
また、中黒を段落先頭に入力して箇条書きを組む場合、行末に長い欧文などがきて行長を調整しなければならない行があると、中黒のあとの字間も調整されて、グリッドにそろいません。
そのため、わたしたちは中黒を段落先頭に入力する場合、中黒と次の文字のあいだに「タブ」をいれて、文字位置をそろえるようにしています。とは言っても、中黒を箇条書きの冒頭マークとして使用することは、ほとんどありませんが。
ちなみに、[中点類]のアキ量を「25%固定」にして[詳細設定]を保存し、[基本設定]をみると、 下の図の赤枠内のように[段落字下げ]が[混在]になります。通常、[段落字下げ]は、プルダウンメニューで「なし」または「1文字」か「2文字」しか選択できません。しかし、中点類を「25% (4分アキ)」に設定すると、InDesignは字下げと判断して「混在」と表示します。